
JAF(一般社団法人日本自動車連盟)は、2022年8月における子どもやペットを車内に残したままのキー閉じこみ事故に関するデータを公表しました。そのうち、全国で87件のケースが報告され、3件では緊急性が高かったためドアガラスを割って救助が行われました。

聞き取り調査によると、子どもが鍵を持っていたためにロックボタンを押してしまった、またはペット(犬)が誤って運転席ドアのロックボタンを踏んでしまったというケースがあったとのことです。
JAFが実施した車内温度の検証テストによれば、気温35℃の炎天下で窓を閉め切った状態の車内は、エンジン停止後わずか15分で人体にとって危険なレベルの暑さになりました。また、車を日陰に駐車していた場合でも、車内温度と外気温の差はわずか約7度であり、外気温が高温な場合は注意が必要です。
子どもやペットだけでなく、大人も車内熱中症に注意が必要です。乳幼児は体温調節機能が未発達であるため特に注意が必要ですが、大人でも車内熱中症に陥る危険性があります。熱いと感じた場合は無理をせず熱中症を回避するために行動しましょう。
JAFでは、車内温度の検証テストの結果や注意喚起のためのキャンペーンを行っており、詳細は公式ウェブサイトや公式SNSアカウントをご確認ください。
【参考情報】 ・JAF公式ウェブサイト:https://jaf.or.jp/ ・JAF公式SNSアカウント:https://www.youtube.com/user/jafchannel