世界5大ウイスキー、みなさんはご存知ですか?
スコットランド産の「スコッチウイスキー」、アイルランド産の「アイリッシュウイスキー」、アメリカ産の「アメリカンウイスキー」、カナダ産の「カナディアンウイスキー」、そして日本産の「ジャパニーズウイスキー」がそう呼ばれています。
そんな中、最近品評会で金賞常連となっていて頭角を表しているウイスキーがあります。
それが台湾ウイスキーのKAVALAN(カバラン)です。
KAVALANは金車集団(King Car)という台湾の大手飲料メーカーが手掛ける台湾東北部にある宜蘭(ぎらん)県で2008年に発売されたウイスキー。
金車集団(King Car)は2005年、宜蘭県に台湾初のウイスキー工場を開設して以来、一貫してウイスキー生産に力を注いでおり、今では世界のコンペティションなどで230以上の金賞を受賞する注目度No1の蒸留所です。
▼KAVALANが人気になった理由
① 誕生からわずか2年でウイスキーブランドテイスティング大会優勝
イングランドでウイスキー蒸留所が次々と創業したため、イングランド産とスコッチを比べてみようと行ったイベントが「ウイスキーブランドテイスティング大会」です。
その大会で誕生わずか2年の「カバラン クラシック シングルモルト ウイスキー」が優勝したことをきっかけに世界的にKAVALANが注目されるようになりました。
② 常識を覆す製造方法
これまでウイスキーは「寒暖差の激しい地域で作るもの」という常識がありました。
台湾は高温多湿の環境でウイスキー造りには向かないとされてきた中、金車集団(King Car)は逆に高温多湿の早期に熟成が進む点を上手く利用した製造工程を作り上げました。
通常樽での熟成に3~6年という長い月日を必要とする中、台湾は夏には40℃近い気候が続くこともあり、KAVALANは約1年半で熟成できるとのこと。
この製造方法は世界的にも大きな衝撃を与え、注目を集める要因の一つとなりました。
また、この製造方法を活用し、KAVALANは定番のバーボン樽やシェリー樽はもちろん、ワイン、ラムなど次々バリエーションを増やしており、KAVALAN独自の南国フルーツのような香りとクリーミーなフレーバーは世界中で多くのファンを魅了しています。
③短期熟成が生み出すKAVALANの豊富なバリエーション
KAVALANには7銘柄あります。※全てシングルモルト
・KAVALANクラッシック
・KAVALANコンサートマスター
・KAVALAN ソリストバーボンカスクストレングス
・KAVALAN ディスティラリーセレクト
・KAVALAN ソリストオロロソシェリーカスク
・KAVALAN バーボンオークカスク
・KAVALAN ポーディアム
KAVALANは現在店頭やネット上で簡単に購入できる為、日本での人気も高まりつつあり、世界5大ウイスキーが世界6大ウイスキーに変わる日も遠くないかもしれません。