2月21日に公開される映画『ゆきてかへらぬ』では、広瀬すずと木戸大聖が主演を務める。その中で木戸大聖は、生涯で350篇以上の詩を残し、わずか30歳で早逝した天才詩人・中原中也を演じる。木戸はこれまで等身大のキャラクターを多く演じてきたが、今回は「自分の枠を超えて挑戦する必要がある役でした」と新たな挑戦に意気込んでいる。
歪な愛の中の真っ直ぐな想い:『ゆきてかへらぬ』における中也と泰子の関係
映画『ゆきてかへらぬ』では、広瀬すずが演じる長谷川泰子との運命的な愛の物語が描かれる。木戸大聖は中也の泰子への愛情について、「現代の視点では歪に見えるかもしれませんが、その根底には真っ直ぐな愛があります」とコメント。彼の演技は、狂気を含みつつもどこか純粋で真っ直ぐな一面を見せる新しい中也像を見事に表現している。

映画『ゆきてかへらぬ』:広瀬すずとの本編映像初公開
新たに公開された映画『ゆきてかへらぬ』の本編映像では、中也と泰子の最初の出会いのシーンが描かれている。京都で運命的に出会い、共に暮らし始める二人の姿が映し出され、木戸大聖の中也がローラースケートで登場し、泰子の手を取って滑り始めるシーンは、彼の無邪気で自由な一面を感じさせる。泰子が笑顔を取り戻す場面には、二人の特別な絆が感じられる。
映画『ゆきてかへらぬ』:中也の狂気と無邪気さ、二面性が織り成す物語
映画『ゆきてかへらぬ』では、中原中也の「狂気」と「無邪気さ」が交錯するキャラクター像が魅力の一つだ。この映画では、木戸大聖がその二面性を巧みに演じ、観客を引き込む。中也が自由奔放でありながらも心の奥底に持つ純粋さが、今までの彼の役柄とは異なる複雑な魅力を生み出している。

幻の脚本を映画化した『ゆきてかへらぬ』:大正時代の愛と青春を描く
『ゆきてかへらぬ』は、大正時代を舞台にした壮絶な愛と青春の物語で、40年以上前に書かれた田中陽造の幻の脚本を基にした作品。数々の監督が映画化を望んだこの脚本を手がけるのは、根岸吉太郎監督であり、16年ぶりにメガホンを取った。本作には広瀬すず、木戸大聖、岡田将生という豪華キャストが出演し、伝説の脚本に新たな命が吹き込まれている。
映画『ゆきてかへらぬ』:木戸大聖の新境地、期待大!
映画『ゆきてかへらぬ』では、木戸大聖が天才詩人・中原中也の狂気と無邪気さを見事に演じ、その新境地が注目されている。彼の演技と広瀬すずとの「歪な愛」の描写が、美しくも切ない物語を作り上げ、観客の心に深く響くこと間違いなし。映画は2月21日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国の映画館で公開予定。