
17日正午過ぎ、福岡県久留米市田主丸町の市立田主丸中学校で、体育祭の練習中に熱中症の症状で倒れる生徒がいたという119番通報があった。久留米広域消防本部によると、男女7人の生徒が体調不良を訴え、そのうち1人がドクターヘリで、残り6人が救急車で市内の病院へ搬送された。福岡管区気象台によると、この日の久留米市の気温は正午時点で28.9度を観測していた。 また、11日午後2時15分頃、熊本市南区奥古閑町の市立天明中学校で、男性教諭から「体育祭の練習中、生徒が体調不良になった」との119番通報があった。市消防局によると、男女13人の生徒が頭痛や吐き気などの症状を訴え、そのうち7人が中等症の熱中症の疑いで救急搬送された。 市教育委員会によると、当時は体育祭の全体練習で、1~3年生がフォークダンスや大縄跳びをしていたという。熊本地方気象台によると、熊本市中央区では11日午後、最高気温が28.2度を記録した。 これらの事例から、熱中症対策の重要性が改めて浮き彫りになっており、学校や地域社会に警鐘を鳴らしている。今後、熱中症予防対策を強化し、生徒たちの健康を守るべきである。