
株式会社ハルメクホールディングスが運営する国内最大級の映画、ドラマ、アニメのレビューサービス「Filmarks」は、50~81歳の女性461名を対象に「シニアの『推し』に関する実態調査」をウェブアンケートで実施しました。調査の目的は、シニア女性の「推し」に対する支出や興味の変化を明らかにすることです。

調査結果によると、現在「推し」がいるシニア女性は昨年から約13%増加し、全体の47.9%に達しました。推しのいるシニア女性の数は平均2.13人で、5年以上の「長推し」が56.1%を占めていますが、コロナ禍(直近3年以内)で推しに出会った人も32.6%います。
また、推しにお金を使っている人は全体の72.4%で、一人当たりの年間平均使用額は約10万円です。推しに対する支出は、遠征費(宿泊、交通費など)やDVD、CD、配信などの映像・音楽の購入費が増加しました。
推しに対する思いの強さは、この1年間で特に変わらない人が66.1%ですが、強くなった人も30.3%いました。また、推しによって人生の活力が得られると感じるシニア女性が多く、推しがいる人ほど幸福度も高いことが分かりました。推しの有無による幸福度の違いを10点満点で調べたところ、推しがいる人のウェイト平均値は8.05で、推しがいない人の7.81を上回りました。

この調査は、シニア層のインサイトについて調査・分析を行っているハルメク 生きかた上手研究所が実施したものです。今後、シニア女性の「推し」に対する興味や支出の変化を追跡調査し、さらなる情報提供を目指しています。