
リコマース総研は、18〜69歳の男女1,030名を対象に「アパレル消費とリコマース市場」に関する調査を実施。今年のサマーセールでアパレルを購入する予定がある人は約3割で、セール離れの兆候が見られる。
アパレルを楽しむ方法は購入だけでなく、リユース、レンタル、サブスクリプションなどの選択肢もあります。消費者は、価格やデザイン、品質に対して最も満足度が高い買い物体験を求めています。この調査では、世代別や情報リテラシー別にアパレル購入に関する意識や満足度について調べました。
サマーセールで「利用した/利用予定がある」割合は29.9%。リコマース市場を利用する人が増えていることを示しています。Z世代は特定のブランドから購入する傾向があります。
2,000円の買い物体験を比較検証した結果、最終的に同等の出費でも、「リセールバリューを考慮したモノ」や「リユース品の購入」の満足度が高いことが分かりました。特に、Z世代ではリユース品の購入に満足度が高い傾向があります。
また、情報リテラシーが高い人は、セール品やアウトレット品の購入やリユース品・レンタル品の活用が多く、自分は良い買い物をしていると感じることが多いです。
この調査から、消費者のサステナビリティへの関心が高まり、リコマース市場の利用が広がっていることが伺えます。アパレル業界も、これらのニーズに対応するための戦略を考える必要があるでしょう。