
合同出版社は2023年7月31日に鈴木大介氏の著書『脳損傷のスズキさん、困難に立ち向かう: 高次脳機能障害との日常』を発刊します。豊富なマンガとイラストで、当事者やご家族、絵が理解しやすい人にもお勧めできる一冊です。
脳卒中や事故で脳にダメージを負った際に発症する高次脳機能障害は、誰もが人生のどこかで経験する可能性がある障害です。しかし、この障害は医療者や当事者にとっても理解しにくいものです。
この本では、鈴木氏が高次脳機能障害を持っている自分自身を取材し、発症から8年後の現在までの日常生活の困難や周囲とのギャップを語ります。また、漫画家のいのうえさきこさんと協力して、障害の可視化に努めています。

本書には、高次脳機能障害に共通する症状、入院生活中の異世界感、日常生活での困難、仕事での挫折、業務継続中の困りごとなどが詳しく説明されています。
著者情報:
鈴木大介氏は、子どもや女性、若者の貧困問題をテーマにしたルポライターで、高次脳機能障害者としての自身を取材した闘病記も出版しています。いのうえさきこさんは、高次脳機能障害のパートナーとの日々を描いた漫画家です。