
福井県敦賀市において、一般社団法人福井環境研究開発が、敦賀西小学校の6年生38名を対象に2日間の体験を通して、地元敦賀市自慢のブランド魚「若狭ぐじ」である「アカアマダイ」の生態や敦賀の海で起きている変化・課題を調査・発信するイベント「港町敦賀 アマダイ調査隊」を開催しました。
このイベントでは、アカアマダイの生態や生息環境、漁について学び、地元のアカアマダイが直面する課題を理解しました。また、アカアマダイの解剖にも挑戦し、アカアマダイの生態を詳しく調べました。
この調査隊は、子どもたちに豊かな海を守る重要性を学ばせ、彼らが自分たちにできる取り組みについて考える機会を提供しました。子どもたちは、福井県立大学海洋生物資源学部の富永先生からアマダイの生態について教わり、敦賀市漁業協同組合の漁師から海底耕うん機による環境改善活動について学びました。さらに、敦賀水産卸売市場で実際にアマダイを目にし、その美味しさと貴重さを体感することができました。
イベントのハイライトは、敦賀市役所での学びの発表会でした。ここで、子どもたちは2日間の学びの成果を発表し、敦賀市長と教育委員長に「港町敦賀アマダイパネル」を贈呈しました。市長は、「これからも誇りを持って、敦賀は良いところだなと思って過ごしてほしい」と子どもたちにエールを送りました。また、教育委員長は、「将来、皆さんがふるさと敦賀のために活躍してくれることを期待しています」と激励の言葉を贈りました。
このイベントを通じて、「港町敦賀 アマダイ調査隊」の子どもたちは、地元の魚に触れ、次世代に美しい海を引き継ぐために何ができるかを考え、取り組んでいきます。今後も、子どもたちが地域の海洋環境を守り、敦賀の海が美しいままであることを願って活動を続けていくことでしょう。
敦賀西小学校6年生による「港町敦賀 アマダイ調査隊」は、地元の魚の魅力と海洋環境保護の重要性を広めることを目的としています。今後も、地域の海洋環境を守る活動を通じて、子どもたちが地元の海の魅力を学び、将来の地域リーダーとして活躍できるように育っていくことを期待しています。